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道教委調査その2。
2017年11月27日 (月) | 編集 |
先日も紹介した、道教委発表の「H28年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(速報値)」。

その中に「公立小・中学校の不登校」という項目がある。

調査結果によれば、
「H28年度の公立小・中学校の不登校児童は過去最高の4995名」
とのこと。

しかし、それ以上に気になるのは、その「不登校の原因」。
「学校内の人間関係に課題を抱えている」「あそび・非行の傾向がある」ならまだしも、

「無気力の傾向がある」
「不安の傾向がある」

という、よくわからない原因で「不登校」になっている生徒が、不登校児童の約半数。

この調査は、「教員目線」で調査されたもので、実際に「生徒・児童にアンケートをとったものではない」のですね。

だから、一番大事な「何が無気力の要因か」「何がその児童・生徒を不安にさせているのか」が調査されていない。
しかも「不登校児童のうち、『いじめ』が原因で不登校の児童はゼロ」となっているのです。
これには「本当か?」と突っ込まざるを得ません。
それは「よく見ていない」「見ようとしていない」のが原因でないかと、私は思うのです。

前にも書きましたが、私もいじめられた経験があります。
不登校ではないけど、学校に行きたくなかった時期がありました。
でも、小5のときの担任はまったく対処してくれませんでした。
だから、こういう調査は「教員目線」ではダメなのです。
ちゃんと「児童・生徒目線」でやらなければ。

東区の中学生が起こした殺人未遂事件。
凶器の包丁も「万引きしたもの」だそうです。
もし、その時点で補導なり、指導なりされていれば、こんな事件は起こらなかったのに。
もし、それよりも前に小さなことがあり、それをしっかりと注意していれば、こんなことにはならなかったかも、とも思います。

子どもは最初から人を傷つけることはしません。
大人を見て、教育によって、育つのです。
小さな変化に気づいたら、大人はちゃんと声をかけてやらなきゃならない。
良いことなら褒めて、悪いことなら注意して。
「見てるよ」ということを意識させてやらなきゃならないと思うのです。

だから、大人は子どもを「見ている」ことが大事だと思うのです。
目を背けず、見ていること。
そして、声をかけること。
そうすれば、こんな事件は二度と起こらないし、絶対に起こしてはいけないのです。

他人を傷つけるのはダメ。
いじめもダメ。
人が悲しむようなことはしてはいけない。
人が心から笑顔になるようなことをしていってほしいなぁと思います。


小5のある生徒が、冬のテキストを着々と進めています。
今までこんなに計画的にやったことがなかったので「今回は偉いねぇ~」と褒めると、ニヤっと笑うのです。
子どもは見てほしいのです。
声をかけてほしいのです。
うちの息子らもそんな感じです。
親としては大変なときもあるけど、見ていてあげなきゃと思います。
見ていて、声をかけて。

塾生のみんなにも、良いところは褒めて、ダメなことは注意しますよ。
それが私のやり方ですから。

塾生のみんなは明日もまたがんばりましょう。

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